【花嫁 日本髪】地毛で日本髪が結いたくて

それは一通のお問い合わせメールから始まりました。

「自分の髪で日本髪が結いたくて、あちこち探しました」そう言う花嫁様は、パートナーが外国人で、結婚式は彼の国で挙げるから、それとは別で日本髪を結って和装の写真が撮りたいとご相談を受けました。

東京の反対側から千葉までお越しいただき、引き振袖をいくつかご覧いただきましたが、後日「曽祖母が母に作った振袖を着たいのですが、ダメでしょうか?」というご連絡が。

メールに添付されたものを見ると豪華な金色の柄がたくさん描かれた素敵な振袖ではないですか!

「花嫁用の振袖ではないのですが…」と気にされていましたが、大振袖ではなくても花嫁着付をすれば充分華やかになります。

なによりも、ひいお祖母様がお母様の為に作られたお着物をさらにそのお嬢様がお召しなるなんて素敵なことです!「ぜひ、これを使いましょう!」とお答えすると「そう言っていただけて安心しました」というお返事が。

So-magic Weddingお着物のお持ち込みも自由なので、お客様がお召しになりたいものでお着付いたします(^^)

当日はご親戚のお家まで出張して、お支度&撮影。立派な農家の日本家屋とお庭で、和装の花嫁姿がよくお似合いです。

本来花嫁様用の振袖は大振袖といって袖も長く、裾に袘(ふき)といって綿が入って少しふっくらしているのですが、これは成人式用の中振袖。

それでも着物の柄が大柄でとても素敵なので、お引きずりに着付をすれば、花嫁用の大振袖に見えるほど豪華です。

お母様の紅差し

せっかくご親戚のお家でのお支度なので、仕上げにお母様に紅差しをしていただきました。

花嫁お支度の最後の仕上げとして、子育ての仕上げとして、魔除けの紅を引く事は母から娘への愛情。

お母様も「なんだか緊張するわね。なんか込み上げて来ちゃう」と言いながら紅筆を動かしていらっしゃいました。

お庭で撮影した後は、室内へ戻って床の間の前で三三九度を。ご親戚の方に見守られながらなので、まるでご自宅での祝言をしているような感じです。

せっかくなので角かくしを付けたお写真の後に、日本髪が見えるように角かくしを外して撮影すると、ご親戚の方々も次々とスマホやカメラを構えて忙しそうでした。

もともとご新婦様は、祖父母のお二人に着物姿を見せたかったのですが、ご高齢のお二人に神前挙式に参列していただくのは体力的にも難しく、写真撮影なら仕上がる頃に連れてきてもらえれば、祖父母のお二人に負担も掛けることなく見てもらえると思ったそうです。

そして地毛の日本髪を結いたくでネットで探したけれど、角隠しがつけられる人がほとんどいなかったそうです。

花嫁様は打掛ではなく引き振袖を最初から考えていたので、そうなると角隠ししか付けられません。(色打掛と振袖は角隠しのみ。綿帽子は白無垢の時しか使えないのです)

そして角隠しは日本髪とかんざしに巻きつけるようにして付ける布なので、カツラのボリュームがないとバランスが取れません。

花嫁の日本髪を結う人は何人かいますが、だいたい町娘のような小ぶりに結い上げる人が多いので「角隠しは付けられません」と言われてしまうワケです。

でも私の結い上げる日本髪はカツラほどのボリュームを持って結い上げるので、綿帽子でも角隠しでもどちらも対応可能です。

「色々と探しましたけど、地毛の日本髪で角隠しが付けられるというのは、Suzuyoさんの他には長野の方しかいませんでしたよ」と花嫁様が教えてくれました。

もっとたくさんの方に知っていただけるように頑張らないといけませんね(^^)

和美人お仕立て師:Suzuyo

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